【2020年 夏至図】&蟹座新月1回目 2020年6月21日
6月21日に、2020年の大きな転換点となる夏至&蟹座新月がやってきます。
水星逆行の記事でも書いたけど、夏至と新月(部分日食)が同じ日に起こるということは、かなりパワフルで影響が強く、メッセージ性もありますね。
どんなホロスコープなのか、読んでいきたいと思います。
2020年 夏至のホロスコープ
2020年6月21日 6時45分頃、太陽が蟹座へ移動し、夏至となります。
夏至とは、太陽が蟹座の位置に入ることで、その瞬間の天体の配置を切り取ったものが、夏至のホロスコープとなり、秋分(9月22日)までの3ヵ月に影響が及ぶと言われています。
2020年は、どんな夏になるのでしょうか。
南半球に天体が集中しているので、社会性が強いホロスコープです。
10個の天体のうち5天体逆行中で、ぐんぐん前に進むよりは、見直しをしていくような雰囲気。
火のエレメントには天体がありません。
まずお伝えしたいのは、アセンダントとMC。
アセンダント蟹座28度、MC牡羊座16度は、2020年の春分図、それから、4月8日の天秤座満月図と、まったく同じなのです。
木星よりも遠い天体は、ほぼ同じ位置ですね。
その天体が位置するハウスのテーマを強調しています。
それから、特にこの、アセンダント蟹座。
今年は蟹座で新月が2回起こるので、蟹座からのメッセージが強いですね。
蟹座28度、サビアンシンボルは一度繰り上がって29度の
「双子の体重をはかるミューズ」
蟹座は感情・フィーリングを大切にする星座ですが、29度にもなると、次の獅子座での新しい可能性が見えてくるので、今まで培ってきたものの中で、何を手放し何を残していくのか選択していきます。
古い価値観と新しい価値観をバランスよく取り入れ、公平に判断していくのです。
アセンダント蟹座の支配星である月は双子座にあり、11ハウスの終わり頃、ほぼ12ハウス。
太陽と、水星も、同じく12ハウスにあります。
12ハウスは、内にこもるような、隠れるようなハウスになります。
せっかくの夏ですが、パーっと遊びに行く雰囲気ではありません。
今週末から、県をまたいでの移動も可能になりますが、それでもまだ、晴れ晴れとした気持ちで遊んだり集まったりは出来なさそうですね。
12ハウスは、浄化という意味もあり、浄化=消毒?みたいなイメージが浮かびました。
私たちの日常と消毒は、切っても切れないものになっています。
12ハウスに、逆行を始めたばかりの水星。
思考は過去へと向かいます。
12ハウスなので、潜在意識の奥深く眠っている記憶が蘇ってくるようなこともありそうです。
もし、ツラい記憶だったら、しっかりと浄化していきたいですね。
価値観も行動パターンも違うけど、頑張って合わせなくてはいけないという角度のアスペクトなので、ちょっと苦しい、ストレスを感じるところですね。
双子座の月は9ハウス魚座の火星とピッタリ90度。
クールな双子座の月ですが、魚座の慈愛の精神が求められます。
火星は、木星、冥王星とも繋がっているので、とてもパワフルですね。
天王星は10ハウス。
仕事上の変化、今までやったことがない仕事をしたり、看板の掛け替え、肩書が変わる人も。
春分図でも、天王星は10ハウスにあったので、春分以降、休業を余儀なくされた飲食店がデリバリーのサービスを始めたり、色んな企業がマスクの制作を始めたりしましたね。
夏至からの3か月も、そのような傾向が続くと考えられます。
金星は11ハウスにあり、もうすぐ順行に戻るので、動きが遅くなっています。
未来へのビジョンを描き、社会を改革するような活動をしていきたいところですが、なかなかスムーズには進めなさそうです。
サビアンシンボルは一度繰り上げて17度で、この度数は、反対側にある天秤座の性質であるバランス感覚を受け入れていくことで発想の転換をはかる度数になります。
「二人のしかめ面した独身女性」
女性が二人なので、とても受容性が高く、心の中を静かに分析しているシンボルです。
ここでもやはり、自分とは対極にあるような価値観を受け入れて、バランスをとるようなメッセージがありますね。
何となく、とりとめのない星読みになってしまいましたが、夏至のリーディングはここまでにします。
蟹座新月(部分日食)のホロスコープ
夏至から約9時間後の15時43分頃、蟹座0度で太陽と月が重なり新月。
双子座へ移動したばかりのドラゴンヘッドが近くにあるので、部分日食となります。
夏至は一年で一番太陽のパワーが強くなる日、陽が極まる日なのですが、その同じ日に太陽が欠ける部分日食が起こるのは、なんだか意味深ですね。
古い時代では、日食は、王の交代などが暗示されることがあったようです。
日本に王様はいませんが、王=トップ=首相や首長などと置き換えて考えることもできそうです。
ちょうど都知事選近いけど、蟹座の小池都知事、どうなるかな~。
部分日食の時は、通常の新月よりも長く、半年程度影響があると考えてください。
蟹座0度付近に太陽や月を持っている方は、2~3年影響があるかもしれません。
新月は何かをスタートさせるタイミングではありますが、今回は、10天体中5天体が逆行中、しかも、水星も金星も動きが遅くなっている状態でとても不安定なので、実際にこの日に何かを始めることはおすすめできません。
新月の願い事として意図したり、「○○を始めます」と宣言する日にしたいですね。
上の夏至図と比べたら、月が双子座から蟹座へと移動しています。
新月は蠍座のナチュラルハウスである8ハウスで起こるので、蠍座を強調しているホロスコープになります。
蠍座や8ハウスは、破壊と再生、死と再生などと言われます。
特定の人や特定の組織との深くて密接したかかわりを持ち、自分自身をいったん無きものにして変容する、生まれ変わるような体験を表しています。
「船で船乗りが古い旗を降ろし、新しい旗を掲げる」
古い旗を降ろすとは、個人としての自分を手放すこと。
新しい旗とは、集団的な価値。
自分が所属する船を見つけるのです。
どんな旗のもとに集まりますか?
どんな船に乗り込みますか?
ここにも、一度個人としての自分を無きものにして生まれ変わるようなメッセージが見えますね。
逆行中の水星は8ハウス、金星は7ハウス。
人間関係の見直しをするときですね。
サビアンシンボルの20度は、周囲に振り回されずに自分軸を貫く信念を持つ度数です。
「2つの暗いカーテンを横に引っ張っている女」
2つのカーテンとは、他人軸と自分軸。
この2つのカーテンを引っ張る女性は、どちらにも偏ることなく、どちらかに引きずられるわけではなく、自分の意志でコントロールできるのですね。
他人軸と自分軸のバランスを取り、本当の強さを手に入れること、そんなテーマを感じます。
激動の2020年を生き抜くために、具体的に何をするか、ノウハウ的なことを学んだり手に入れることになったり、コミュニケーションの取り方や通信手段もテーマになりそうです。
まだしばらくの間、ソーシャルディスタンスを保つことを求められそうです。
夏至図も新月図もアセンダントが水のエレメントにあるので、この夏は雨が多そうな気配。
新月図では、土地を表す4ハウスに海王星が入っているので、地盤が緩むような暗示も感じられます。
水星逆行の記事でも書きましたが、災害への備えを今一度お願いしたいと思います。
長文お読みいただきありがとうございます。
変化の激しい2020年を乗り切るために、ご自身に置き換えて、何かしら受け取っていただけたら嬉しいです。
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